ドレスの装いについて
ドレスならおしゃれ上級者!

似合うドレスと好きなドレスは違う

大きな花柄をあしらったマーメイドドレス。太ももからのスリットから裾にかけてレースがついたドレス。うっとりするような美しいドレスを試着してみて、似合わなさに愕然としたことがあります。私は小柄で身長が150cmしかありません。大きな柄物が似合わないのは、普段の洋服でも知っていました。また、しなやかなマーメードラインは、丈つめをしたらなくなってしまうし、裾のレースもウエストからの長いラインがあってこそ映えるもの。残念ながら背が低いと似合うドレスは限られてしまうものです。私はもともとハリウッドセレブへの憧れが強いので、どうしても外国人が着るようなドレスに目が行きがちなのですが、見て「素敵だな」と思うドレスと、自分に似合うドレスは違うのです。ここ一番で自分を輝かせようと思うなら、もっとも自分に似合うドレスを着なければなりません。

そのためにはまず自分を知ることが大切だと思います。好きだからといって似合わないドレスを着れば、みじめな思いをするのは自分なのです。小柄な私に似合うのは、柄物よりも無地、光沢少な目、ウエストが引き締まったチュール入りのドレスでした。大胆な切り替えや大きなレースは残念ながらアウトです。体型のことだけでなく、「ドレスに着られないこと」を意識するのが大切かと思います。ドレスだけが悪目立ちしては元も子もありません。自分だけでは客観視できないこともありますから、ドレスを試着するときは気の置けない友人などにも見てもらうといいかもしれません。とは言え、女性は他人のためにだけ着飾りたいわけではありません。自分の好きなものを着たい!という気持ちは決してごまかせません。私も「似合わないけど、どうしても自分のものにしたい!」という一念で買った一着を持っています。

真っ赤なサテンのドレスです。着るとなぜかキューピーちゃんがドレスを着ているようになってしまいます。一度、ジャケットを羽織ってごまかしつつ「これ、似合わないけどどうしても欲しかったの」と女子会へ着ていきました。ずいぶんと受けて、それ自体が余興のようになってしまいました。仲良しばかりだったからいいものの、やはりみじめで、それ以来きていません。きっとこれからも着ることはないのでしょう。ドレスこそ、真の勝負服です。勝負に勝つためにはまずは自分を知ること。あまりに現実が厳しすぎて泣きたくなることもあるものです。好みは二の次、ドレス選びは自分との戦い、と心得て挑むべきです。